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四肢先天異常

手足の先天異常には、指の数が多い「多指症」、指が少ない「裂手症」、指が短い「短指症」、指と指が一部癒合している「合指症」、親指が小さい「母指形成不全」、指が曲がったままになっている「強剛母指」や「屈指症」、爪が無い、もしくはわずかにしか生えない「爪欠損」など、本当にさまざまな病態があります。

これらの疾患では手術療法が原則ですが、初回手術がきわめて重要です。また同じ病名であっても病態が全く同じということはなく、治療には正確な病態の把握が必要です。十分にセカンドオピニオンを集めて、執刀医との理解を深めてから決断するのがよいでしょう。当院では、麻酔時および入院時の安全性確保の問題から10歳以下の小児の手術は行なっておりませんが、小児症例について経験豊富な医師がセカンドオピニオンを受け付けております。お子さんの身になって使いやすい手指再建手術と最適の施設をご紹介いたしますので、是非ご相談ください。

また、成長とともに生じる不具合などに対して二期的な手術が必要になることがあります。当院ではそのような手術は受け付けております。二期的な手術の場合は、最初の状態がどうであったか、それに対してどのような手術がなされたのか、すなわち初回手術で何をされているかをしっかり理解し、その上で何にお困りなのかを考えて手術計画を立てることが大切です。そのためには小児の手術に対して理解のある施設で手術を受けられるべきと考えております。症状説明や治療内容に十分に納得のいく施設で手術を受られることをおすすめします。

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