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デュピュイトラン拘縮

症状

手掌から指にかけてこぶのような硬結ができ、次第に指が伸ばしにくくなります。環指・小指に多く出ますが、母指以外の他の指にも発症します。

病態

手掌の皮膚の下にある腱膜の肥厚や拘縮(ひきつれ)によっておきます。手掌だけでなく、足の裏や陰茎に発症する場合もあります。男性に多く発症します。また、糖尿病を合併している場合も多くあります。多年にわたる飲酒歴がある方も多いと言われています。皮膚疾患や腫瘍と誤診される場合があります。

デュプイトラン拘縮病態写真
デュプイトラン拘縮病態写真

治療

酵素(コラゲナーゼ)注射療法や手術療法があります。

指がひきつれたり痛みが出たりして日常に支障を来すようになると注射や手術による腱膜の切離が必要となります。酵素注射療法は、1回の注射と翌日の伸展操作(指を伸ばす)を必要とします。複数の指や拘縮範囲が広い場合は、腱膜の切離を行い、皮弁(皮膚を入れ替える方法)を挿入することで、伸展可能になります。酵素注射や手術は難しく専門医による治療が必要です。

手術の詳細は、以下よりご確認ください。

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