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当院での手術方法とQ&A

​四谷メディカルキューブ手の外科にて手術をお受けになられる場合の一般的な流れや注意点、よくあるご質問等をご紹介いたします。

あくまでも一般的な場合となり、受診される方々の症状や状況に応じて変わりますので、ご参考としてご確認ください。

尚、TFCC損傷の手術は実施しておりません。

▶ ガングリオンと粘液嚢腫

▶ デュピュイトラン拘縮

❖ 手術説明

▶ 手根管開放術

▶ 人工関節

▶ 関節固定術

▶ 腱鞘切開術と切腱術

▶ 母指CM関節症

▼ 術後Q&A

治療の流れ

当院での治療の流れ

​四谷メディカルキューブ手の外科にて手術をお受けになられる場合の一般的な流れをご説明します。

治療の流れ【四谷メディカルキューブ手の外科】.jpg
術後の流れ

当院での手術後の流れ

​四谷メディカルキューブ手の外科にて手術をお受けになられた場合の、その後の一般的な流れをご説明します。

入院の方は退院時に処置の説明がありますので、そちらの指示に従って下さい。

​1. 手術終了時~初回処置まで

1.手術終了時.jpg

1.包帯が濡れないようにして下さい。

2.シャワーや入浴をされる際はビニール袋などで覆って水が入らないようテープで止めるなどしてください。

 

※熱を持って腫れがあるときは、保冷剤などで冷やしたり(アイシング)、手術した部位を心臓より高く上げておくと軽減します。

※抗生物質は必ず飲み切ってください。痛み止めに関しては痛みに合わせて調整が可能です。

2.手術後1回目の処置日以降~包帯がとれたら

2.術後1回目.jpg

1.包帯を外します。

2.傷にサージカルテープを貼り保護します。

3.手洗いが開始となります。ハンドソープと流水で

4.溜まった水や湯船に傷をつけることは禁止です。

5.洗い物や炊事、掃除をされる際はビニール手袋を使用して下さい。

毎日手洗をすることがとても重要です。      

テープは2~3日に1度を目安に貼り換えましょう。

粘着性が強いため、水道水で濡らしながらはがしてください。

抜糸まで傷を湯船や桶につけないことも、この時期の大切なポイントです!

3.    抜糸以降(手術後約2週間~)

抜糸をします。清潔の制限はありません。運動については疾患により異なりますのでお尋ねください。

注意点

術後の日常生活の注意点

​四谷メディカルキューブ手の外科にて手術をお受けになられた場合の、その後の一般的な流れをご説明します。

入院の方は退院時に処置の説明がありますので、そちらの指示に従って下さい。

手の外科表.png
Q&A

術後Q&A

術後に多く聞かれる質問をまとめました。

何か分からない事がありましたら、ご参照ください。

Q1:手を洗っていたら、出血がありました。どうしたらいいですか?

 

A:出血があった場合は、清潔なガーゼやタオルなどで5~10分程度圧迫して止血して下さい。

血が止まったら清潔なガーゼやタオルで軽くふいて、すぐに再出血しなければ問題ありません。

テープや絆創膏で傷を保護して下さい。15分以上圧迫しても出血が止まらない場合は、病院にご連絡下さい。

 

Q2:手を洗っていたら、糸がとれました。どうしたらいいですか?

  

A:抜糸前の糸や表面の皮膚(皮)は、テープを剥がす際にとれることがあります。

とれてしまっても特に問題はありません。引き続きテープで保護して下さい。

糸がとれたことにより、出血があった場合は、Q1をご参照下さい。

 

Q3:手術した傷が痛みます。どうしたらいいですか?

 

A:退院時に処方されたロキソニンなどの痛み止めをお飲み下さい。6時間空けて1日3回まで服用できます。

処方された痛み止めがなくなってしまった場合は、診察時に相談していただくかお近くの薬局で購入して下さい。

手術した手の高挙手(手を高く挙げる)やアイシング(冷やす)も痛みを軽減しますので、お試し下さい。 

※主治医からアイシングを禁止されている患者様はおやめ下さい。

 

Q4:術後の腫れはいつまでありますか?

 

A:術後1~2週間は傷の炎症により、赤く熱っぽい腫(は)れがみられます。

手術後2~3日をピークに徐々に赤みや熱は引いていきますが、むくみの腫れは残りやすく3~6ヶ月かけて軽減します。

手指の運動を続けて様子を診ながらお待ち下さい。常に痛みを伴うような腫れの場合は、診察でご相談下さい。

術後1~2週間の腫れは、高挙手(手を高く挙げる)やアイシング(冷やす)を行うと早く軽減します。

 

Q5:術後のしびれはいつまでありますか?

  

A:神経の手術をされた方は、主治医にご確認下さい。

経以外の手術をされた方も、細かい神経がダメージを受けて術後3~6ヶ月しびれることがあります。

徐々に消えていきますので、様子を診ながらお待ち下さい。診察でも経過を確認していきます。

 

 

Q6:手術した指(手)が動かしにくいです。どうしたらいいですか?

 

A:手術後は炎症が起こり腫(は)れるため、一時的に指が動かしにくい、朝は硬くなって動かしにくいといったことがよくあります。

むくみが軽減してくると改善してきますので、朝から高挙手で痛みに合わせて動かすようにして下さい。

 

Q7:重いものはいつから持てるようになりますか?

 

A:装具やギプスを着ける方は主治医にご確認下さい。

装具などがない方は基本的には制限はありませんが、痛みのない範囲で徐々に行って下さい。

 

Q8:身の回りのことはいつからできますか?

 

A:食事(お箸)、着替え、歯磨き、書字、パソコンなどの軽作業は、手術後より包帯を汚さない・濡らさないようにしていただければ手を使っても構いません。手術の内容によってはギプスや装具などで固定をすることがありますので、固定をされている方は固定を外さずに痛みに合わせて使用して下さい。傷の手洗いが許可されてからは、徐々に作業強度を上げても構いません。

 

Q9:家事はいつからできますか?

 

A:抜糸までは感染のリスクがあるため、炊事や水仕事の際はビニール手袋を使用して下さい。

包丁を使う・食器洗い・重い鍋を持つ・タオルをしぼる・洗濯ばさみを使うなどの動作は、術後1ヶ月は無理のない範囲で行って下さい。

固定をされている方は固定を外さずに痛みに合わせて使用して下さい。

手術の内容によっては運動制限がある場合がありますので、診察時にご確認下さい。

 

Q10:仕事復帰はいつからできますか?

 

A:術後運動制限指示のない患者さまは翌日から可能です。

手術の内容と仕事内容によって異なるため、詳細は主治医にご確認下さい。

また、飲食店など衛生に関連するお仕事の場合は職場にもご確認下さい。

デスクワークなどのお仕事は翌日より可能です。

重いものを持ち上げる・運ぶなどのお仕事は、術後、 1ヶ月は痛みのない範囲で行って下さい。

 

Q11:お風呂、温泉はいつから入れますか?

 

A:包帯が濡れないようにビニール袋などで保護したうえでの入浴であれば、手術当日から可能です。 

包帯が取れた後は、シャワーなどで濡らすことは可能ですが湯船に傷をつけないようにしてください。

温泉などの入浴施設は感染のリスクがあるため、抜糸後から可能です。

 

Q12:運動はいつからできますか?プールにはいつから入れますか?

 

A:軽いウォーキングやランニングは、シャワー入浴ができて傷の手洗いが許可されていれば可能です。

プールは感染予防のため、抜糸が終わって傷が落ち着いてから開始して下さい。

激しい運動は患部の腫れ・痛みを起こすことがあるため、術後1週間は控えて下さい。

ラケットなど傷に直接当たる・筋力トレーニングで重いものを持つなどの運動は、術後1ヶ月は控えるか無理のない範囲で行って下さい。​​

詳細はスポーツと手術の内容によって異なるため、診察時にご確認下さい。

 

Q13:自転車・車はいつから乗れますか?

 

A:手術した手にきちんと力が入るようになってから開始して下さい。

術後はすぐに手に力が入らないことが多く、事故を起こす危険があります。

手術後の抜糸が済んでいない手や装具で固定された手で事故を起こした際は保険が適用されない場合もありますので、十分注意して下さい。

運転は運転手(患者さま)の自己責任となります。

 

Q14:マッサージは行ってもいいですか?

 

A:手術した場所以外(肩や足など)のマッサージはいつから行っても構いません。

傷の周りのマッサージは抜糸後、傷がふさがってから行って下さい。

術後1~3ヶ月は傷が硬結し(硬いしこりとなり)痛むことがあります。その際は傷へのマッサージはお止め下さい。

 

Q15:お酒はいつから飲んでもいいですか?

 

A:処方薬の効果が変わらないようにするためと、肝機能障害を予防するためにも、薬を内服している期間は飲酒はやめて下さい。

薬を飲み終わったら飲んで頂いても構いませんが、飲酒後は血流がよくなり傷の痛みが出ることがあります。

 

Q16:予防接種はいつから受けられますか?

 

A:インフルエンザの予防接種は、手術前1週間は避けて下さい。手術後は予防接種を受ける医療施設の指示に従ってください。

 

Q17:金属が入るといわれましたが、MRI検査は問題なくできますか?

 

A:関節固定術のスクリューや骨折のプレートの材質はチタンです。

(人工関節置換術ではシリコンを使用しています)

MRI検査は部位や素材によって制限を受ける場合があるため、MRI検査をする施設へ、金属が入っている事をお伝えください。

空港の金属探知機反応する事は通常ありません。万が一反応した際は金属が入っていることを係員に申告してください。

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